- ISBN:
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978-4-499-22998-2
日本陸軍の機甲部隊3 日本軍戦闘車両大全 装軌および装甲車両のすべて
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日本軍の戦闘車両のイメージは、小さく軽く弱いものばかりが少しずつ揃えてあったというのが一般的だと思う。戦車先進国のドイツやイギリス、巨大生産国のソ連やアメリカには到底比肩すべくもなかったと。それはだいたい当たっていて、とくに戦争の後半では目を覆うような大差になった。
ところが太平洋戦争の開戦時には世界第3位の戦車保有国だったのだという。たしかに九四式と九七式の軽装甲車、九五式軽戦車、九八式と九七式の中戦車の生産数を合計すれば約6300両となる。そして装軌あるいは装甲された戦闘車両の種類で見ると、試作や量産を含めると(派生型の数え方にもよるが)150車種近くにもなる。
日本軍の機械化への取り組みはあんがい早く、満州事変の勃発やそれに続いて兵力が拡大されるまでは、限られた工業基盤や予算のなかで熱心に研究が進められていたのだ。
本書は各車両が全体のどのポジションにあるのかが分かるように車種別をやめ、主要マイナーを等価に扱って年代順に整理した。また代表的車両の迷彩塗装の変遷とそのイメージをつかむために、カラー図版を1/35スケールで掲載してみた。日本軍戦闘車両の“流れ”が見えてくるとよいのだが。
- 著者名:
- 監修:ファインモールド カバーイラスト:高荷義之
- 訳編者:
- 編:浪江俊明
- 版型:
- 4判ソフトカバー
- ページ数:
- 128ページ
- 初版年:
- 2009年08月